気温の錯覚。 ( ノンフィクション、エッセイ )

晴れ間ものぞいている。

でも、このあと、ぐずつき模様になる。

あしたはいいお天気予報だったが、雨模様に変わった。

昨日、従兄のお兄さんが亡くなった。

我が兄と同い年。

我が母のお兄さんに当たる家族のこどもたちである。

上の3兄弟は、我が家と同じ年齢構成だった。

こちらも、下の弟が逝き、そして今度は兄である。

それぞれ、我が家は1年違いで、逝っている。

ご冥福をお祈りしたい。

一気に秋めいて来た。

気温が随分と下がった感じを受ける。

だけど、今の気温は、今年の5月末から6月上旬の気温である。

今年は、初夏になるのが早かった。

お芋の苗を、いつもの年は5月の下旬に挿す。

だけど、気温が上がるのが早かったせいか、中旬に買いに行ったのに、もうなかった。

お芋も稲も、18℃以上で繁茂する。

だから、田植えも、5月のGWでは早過ぎるのだ。

最低気温が18℃には届かない。

5月の末になって、初めて最低気温が18℃をクリアする。

よって、田植えも、適正な時期は、6月上旬である。

人手がなかったりするので、GWに済ませてしまうところが多い。

でも、稲の苗自身は、「もう少しあとがいい!」と言っているのである。

お芋も、今年は、いつも通り、5月の中旬に挿した。

でも、なかなか最低気温が18℃以上にはならない。

安心できるのは6月の上旬である。

でも、この時期になると、もう苗は売っていない。

梅雨入り前の薫風。

この時期になって、初めて最低気温が18℃以上になるのだ。

一気が好きになった最近のお天気だが、6月はそれなりに低迷していた。

7月になって、一気に気温が上昇し、猛暑日まで現れた。

早い夏の訪れであった。

今の気温は、遡れば6月上旬の気温である。

6月は、「もう、暑い!」という感じを受けるが、実はそんなに気温は上がらない。

お芋という農作物を作っていると、「早く最低気温よ、上がれ!」と思ったものだ。

涼しくなったとは言え、まだ最低気温は18℃を切らない。

だから、充分に暖かいのである。

猛暑続きのあとだから、涼しく感じる。

気温の錯覚なのである。

まだまだ6月ごろの陽気が続く。

真夏日もありそうである。

なので、完全に涼しくなるのは、やはり「暑さ、寒さも彼岸まで!」の言葉通り、お彼岸以降であろう。

昨年は、11月に寒波が来た。

寒さに縮こまって、魚たちも12月の初めには巣籠りに入った。

秋の釣りが、こんなに早く終焉したことは珍しい。

猛暑続きだった今年も、なんとなくそんな気配が漂っている。

じゃないと、年間気温が上昇してしまう。

記録更新の猛暑日続きを埋めるためには、早く冬が来るのだろう。

おそらく、秋は束の間で通り過ぎそうな予感がする。

気温の錯覚。

今の気温は、5月下旬・6月上旬のそれよりも高いのである。

<P.S.>

外の水槽をキレイにした。

そしたら、サカマキガイのチビがひとつ見つかった。

おそらく、残った卵から孵った貝は、この辺りが最後になる予感がする。

あしたも、水槽は見てあげよう。

稚魚たちも動きは、明らかに夏のそれとは違う。

隠れ家に身を隠す機会が増えてきた。

こちらも、お彼岸ころまでにカラダを作ってもらいたい。